塩害対策には金属サイディング!外壁リフォームで長持ちする家に


海沿いの地域に住んでいると、一般的な住宅よりも外壁の傷みが早いと感じることはありませんか?その大きな原因のひとつが「塩害」です。塩害とは、海風に含まれる塩分が建物に付着することで、外壁材の腐食や塗装の劣化を早めてしまう現象です。特に函館をはじめとする道南地域では、この塩害の影響を大きく受けやすい環境にあります。そこで今、注目されているのが「金属サイディング」を使った外壁リフォームです。耐久性・耐候性に優れた金属サイディングは、塩害対策において非常に有効な外装材として注目されています。本記事では、塩害の症状や金属サイディングの特長、選ぶ際のポイントまで、詳しく解説します。




塩害とは?

塩害とは、沿岸部において発生する住宅被害のひとつで、海風に含まれる塩分が外壁や屋根、金属部品に付着し、腐食やサビの原因となる現象です。特に風が強い季節や冬場の融雪剤の影響などが重なると、塩分が広範囲に広がりやすくなり、住宅全体に影響を与えます。函館市やその周辺地域は津軽海峡や内浦湾に面しており、塩分を含む海風が常に建物に吹きつける環境にあります。このような環境では、外壁表面に塩分が蓄積しやすく、徐々に塗膜の劣化や素材の腐食を引き起こすリスクが高まります。


塩害による劣化を放置すると、外観の美観が損なわれるだけでなく、建物の構造そのものに深刻なダメージを与える可能性もあります。

住宅の寿命を守るためには、塩害の仕組みを理解し、早めの対策が必要不可欠です。




よくある塩害の症状

外壁が塩害の影響を受けると、目に見える形でさまざまな劣化症状が現れます。代表的なものとしては、外壁の色あせやチョーキング(白い粉状の物質が表面に浮き出る現象)、塗膜の剥離、小さなひび割れなどが挙げられます。これらは、見た目の問題だけでなく、雨水の侵入や断熱性能の低下といった実用的な問題を引き起こすことにもつながります。また、金属製の部材や釘・ビスなどは特に塩分に弱く、赤サビや腐食が進行しやすいため注意が必要です。さらに症状が進むと、外壁材そのものが劣化し、張り替えや大規模な改修が必要となることもあります。早期の段階で症状に気づき、適切なメンテナンスやリフォームを行うことで、被害の拡大を防ぎ、住宅の価値を維持することが可能です。




金属サイディングが塩害対策に優れている理由


金属サイディングは、外壁材の中でも特に塩害に対する耐性が高い素材として注目されています。中でも「ガルバリウム鋼板」は、アルミニウム・亜鉛・シリコンを主成分とする合金で、優れた耐食性を持つことが特徴です。一般的な鉄素材と比較してサビにくく、海沿いの厳しい環境にも対応できる点が、沿岸部の住宅に選ばれている大きな理由です。


また、金属サイディングの表面には特殊な塗装やコーティングが施されており、塩分・紫外線・雨風といった自然環境から建物を長期間守る役割を果たします。


このように、素材そのものの強さと、表面処理による保護力の高さが相まって、塩害に対する高い耐性を実現しているのです。さらに、定期的な再塗装が不要な製品も多く、メンテナンスの手間と費用を抑えたい方にとっても魅力的な選択肢となります。


ガルバリウム鋼板の仕組みと特性

ガルバリウム鋼板とは、鉄の芯材にアルミニウムと亜鉛を主成分とした合金をコーティングした素材です。亜鉛の「犠牲防食作用」により鉄を守りつつ、アルミニウムの耐候性と熱反射性によって長期間劣化を防ぐことが可能です。特に海沿いの塩分を多く含む風雨にも強く、一般的なトタンや塗装外壁に比べて2倍以上の耐久性を持つと言われています。このような特徴から、近年では塩害・雪害のリスクが高いエリアでの標準的な外壁材として採用されるケースが増えています。また、加工の自由度が高く、意匠性の高いデザインにも対応可能なため、機能とデザインの両立が求められる住宅にも適しています。


軽量性とリフォーム適性

金属サイディングのもう一つの大きな特長は、その軽量性にあります。窯業系サイディングやモルタル外壁と比較して1㎡あたりの重量が軽いため、建物にかかる負担が少なく、地震時の安全性にも寄与します。また、既存の外壁の上から施工できる「重ね張り(カバー工法)」にも対応しており、大がかりな解体作業が不要な点も大きなメリットです。これにより、施工期間が短縮され、住みながらの工事も可能になるため、居住中のストレスも軽減されます。特に築年数が経過した住宅で、今後の維持管理に不安を感じている方にとって、金属サイディングは非常に現実的な選択肢と言えるでしょう。



外壁リフォームで後悔しないために

外壁リフォームは住宅にとって重要な節目であり、一度行うと10年以上使い続けることが前提となります。そのため、初期コストだけでなく、長期的な耐久性や維持費も含めて総合的に判断することが重要です。従来の塗装リフォームでは、沿岸地域における塩害への対策が不十分であるケースが多く、結果として数年で再塗装が必要になるなど、余計な出費がかさむことも少なくありません。その点、金属サイディングは耐食性・耐候性に優れ、20〜30年といった長期間の使用が見込まれています。また、バリエーション豊かなデザインが用意されており、外観にこだわる方にも対応可能です。自宅の立地や環境に合わせて適切な素材を選ぶことが、将来の満足度と安心感につながるのです。




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