函館や道南エリアで外壁リフォームを検討する際、耐久性と断熱性に優れた「金属サイディング」は非常に人気のある選択肢です。しかし、インターネットで情報を調べていると、「金属サイディングにすると携帯の電波が悪くなる」「家の中でWi-Fiが繋がらなくなる」といった噂を目にして、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、その噂は「半分正解で、半分誤解」です。確かに金属には電波を反射する性質がありますが、それだけで生活に支障が出るほど携帯が繋がらなくなるケースは、現代の住宅事情においては稀です。
この記事では、なぜそのような噂があるのかという技術的な仕組みから、実際に影響が出やすい環境、そして函館の厳しい気候において、電波のリスクを考慮してもなお金属サイディングを選ぶべき理由について、プロの視点で分かりやすく解説します。リフォーム後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、正しい知識を身につけてください。
【目次】
- 「金属サイディング＝電波が悪い」という噂の正体
- なぜ電波が悪くなると言われるのか？その仕組み
- 実際に影響が出やすい環境とチェックポイント
- 電波の懸念VS函館での圧倒的メリット
- ホーム住工が提案する「快適な金属サイディング」
- 不安な点は、契約前にプロに相談を
■なぜ電波が悪くなると言われるのか？その仕組み
・金属の「シールド効果」について
「金属サイディングにすると電波が悪くなる」と言われる最大の根拠は、金属が持つ「電波を反射・遮断する性質（シールド効果）」にあります。携帯電話の電波（LTEや5G）やWi-Fiなどの無線通信は、障害物がなければ遠くまで届きますが、金属の板に当たると跳ね返されてしまいます。家全体を隙間なく金属の板で覆ってしまえば、理論上は外部からの電波が入ってこない「シールドルーム」のような状態になります。これが、不安視される原因です。
・それでも室内でスマホが使える理由
しかし、実際には多くの金属サイディング施工住宅で、問題なく携帯電話が使えています。なぜなら、住宅には必ず「開口部（窓）」があるからです。電波は直進するだけでなく、回折（回り込み）や反射を繰り返して屋内に侵入します。金属の壁で覆われていても、ガラス窓の部分からは電波が入ってくるため、完全に遮断されることはまずありません。特にリビングなど大きな窓がある部屋では、影響を感じることはほとんどないでしょう。
■実際に影響が出やすい環境とチェックポイント
・元々の電波状況と窓の配置
金属サイディングの影響を強く受けてしまう可能性があるのは、もともとその地域の電波状況が悪い（アンテナの本数がギリギリの）場所です。外からの電波が微弱な場合、外壁材によるわずかな減衰が致命的になり、圏外になってしまうことがあります。また、窓が極端に少ない部屋や、窓自体にも金属膜が含まれる「Low-E複層ガラス（遮熱断熱ガラス）」を使用している場合などは、電波の入り口が狭くなるため、つながりにくさを感じることがあるかもしれません。
・室内Wi-Fiへの誤解
よくある誤解として、「金属サイディングにすると家の中のWi-Fiも遅くなる」というものがあります。しかし、自宅に光回線を引き込んでWi-Fiルーターを設置している場合、そのWi-Fi電波は「家の中」で飛んでいるものなので、外壁材の種類は関係ありません。もしWi-Fiが繋がりにくいとしたら、それは外壁のせいではなく、ルーターの設置場所や、部屋ごとの間仕切り壁（断熱材や鉄骨など）の影響である可能性が高いです。ただし、ポケットWi-Fi（モバイルルーター）のように、外部の基地局から電波を受信して使うタイプの場合は、スマホと同様に外壁の影響を受ける可能性があります。
■電波の懸念VS函館での圧倒的メリット
・函館の冬に欠かせない「断熱性」と「耐凍害性」
携帯電話の電波が少し弱くなるかもしれないというリスクはゼロではありませんが、それを補って余りあるメリットが金属サイディングにはあります。特に函館のような寒冷地においては、「断熱性能」の高さが重要です。金属サイディングは断熱材と一体化している製品が多く、冷気の侵入を効果的に防ぎます。また、水分を吸収しないため、窯業系サイディングの大敵である「凍害（凍結によるひび割れ）」のリスクが極めて低いのも特徴です。
・長期的なメンテナンスコストの削減
窯業系サイディングは10年〜15年ごとの塗装メンテナンスが必須ですが、金属サイディング（特にガルバリウム鋼板など）は耐久性が非常に高く、メンテナンス周期を長く取ることができます。電波の問題は「窓際で通話する」「Wi-Fi環境を整える」といった工夫で解決できることが多いですが、外壁の劣化や寒さは家の寿命と住み心地に直結する問題です。函館で長く安心して暮らすことを優先するなら、金属サイディングは間違いなく賢い選択と言えます。
■ホーム住工が提案する「快適な金属サイディング」
・LIXILリフォームネット加盟店としての提案力
株式会社ホーム住工は、LIXILリフォームネット加盟店として、機能性とデザイン性を兼ね備えた最新の金属サイディングをご提案しています。「金属は安っぽい」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、最近の製品はレンガ調や石積み調などデザインのバリエーションが豊富で、新築のような高級感を演出できます。お客様の好みに合わせ、住まいの外観を一新するプランを作成いたします。
・メリットもデメリットも隠さずお伝えします
私たちは「売れればいい」という営業はいたしません。お客様が電波状況について不安をお持ちであれば、そのリスクについても正直にお話しします。その上で、現場の状況（窓の位置や周辺の電波環境）を確認し、金属サイディングが適しているのか、それとも他の外壁材の方が良いのかをプロの視点でアドバイスさせていただきます。地域密着店として、お客様が施工後に後悔することのないよう、誠実な対応をお約束します。
https://www.homejyukou.net/reform
■不安な点は、契約前にプロに相談を
リフォームは決して安い買い物ではありません。「工事が終わってから携帯が繋がりにくくなった」と後悔しないためにも、少しでも不安がある場合は契約前に必ずご相談ください。事前に懸念点をクリアにし、納得した上で工事を進めることが、満足のいくリフォームへの近道です。
株式会社ホーム住工では、函館市および近郊エリアで無料の現地調査・お見積もりを行っています。外壁の劣化診断はもちろん、「金属サイディングに興味があるけれど、電波のことが心配」といったご質問だけでも大歓迎です。地元の気候を知り尽くした私たちが、あなたの家に最適な外壁リフォームをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
