函館の街を歩くと、潮の香りがふわりと鼻をくすぐることがあります。観光で訪れた人にとっては旅情を誘う素敵な香りですが、この街に家を構えるあなたにとっては、少し厄介な存在かもしれませんね。海風に含まれる塩分は、時間をかけて、しかし確実に住まいを蝕んでいきます。
「うちは海から少し離れているから大丈夫」
「まだ築浅だし、見た目もきれいだから平気だろう」
もしそう思っているなら、少し立ち止まってみてください。実は、多くの人が外壁のリフォームやメンテナンスで後悔するのは、塩害そのものではなく、塩害が引き金となって起こる「ある現象」を見落としているからなのです。なぜ、同じ時期に建てた家でも、ボロボロになる家と、きれいなままの家があるのでしょうか。その違いは、ほんの少しの知識の差にあります。
大切なマイホームを長く守るために、今あなたが知っておくべき「盲点」について、プロの視点からお話しします。
【要点まとめ】
- 函館の塩害は「冬の寒さ」とセットで考える必要がある
- 見た目がきれいでも、壁の内部で進行する腐食がある
- 正しい診断基準を持てば、無駄な出費は防げる
【目次】
- 「塩害」と「凍害」の負の連鎖。サイディング内部で起きていること
- あなたの家は大丈夫?今すぐできる「危険度セルフチェック」
- 「高耐久塗装」か「金属サイディング」か。函館で選ぶべき最適解
- 函館での施工実績が証明する「長持ちする外壁」の条件
- 外壁の寿命を決めるのは「早めの決断」。まずはプロの目で診断を
■「塩害」と「凍害」の負の連鎖。サイディング内部で起きていること
「塩害」と聞くと、多くの人は金属が錆びるイメージを持つのではないでしょうか。もちろんそれも正解です。しかし、一般的な住宅に使われている「窯業系サイディング(セメント質の外壁材)」にとって、本当の恐怖はサビではありません。
函館のような寒冷地で真に恐れるべきは、塩分と寒さが手を組んだときに起こる「負の連鎖」です。
まず、海風によって運ばれた塩分が外壁に付着します。この塩分は、サイディング表面を守っている塗装の膜を、想定以上の速さで劣化させます。化学的な言葉で言えば「加水分解」などを促進させてしまうのです。塗装が弱まると、そこはまるで無防備な肌のような状態になります。
では、バリアを失った外壁に雨や雪が降るとどうなるでしょうか。水分がスポンジのように壁の内部へと染み込んでいきますよね。ここで問題になるのが、北海道特有の「寒さ」です。
水は凍ると体積が増えます。冬の夜、壁の中に染み込んだ水分が凍結し、その膨張する力で内側から壁を破壊しようとします。そして昼間に溶け、また夜に凍る。この繰り返しが、外壁をボロボロにする「凍害」の正体です。
多くの人が見落とす盲点とは、まさにここです。「塩害対策=サビ対策」だと思っていると、この「塗装劣化からの凍結破壊」というシナリオに気づけません。あなたの家の外壁が、知らぬ間に水分を含みやすい状態になっていないか。それを知ることが、家を守るための最初の一歩になります。
■あなたの家は大丈夫?今すぐできる「危険度セルフチェック」
「理屈はわかったけれど、うちの壁はまだ大丈夫そうに見える」
そう感じる方も多いかもしれません。外壁の劣化は、初期段階では遠目にはわかりにくいものです。しかし、壁に近づいてよく観察してみると、家からの「助けて」というサインが出ていることがあります。専門家を呼ぶ前に、まずはご自身で簡単にできるチェックを行ってみましょう。
・外壁のSOSを見逃さないチェックリスト
壁を手で触ると粉がつく(チョーキング現象)
ガードレールの粉のように、白い粉が指に付きませんか? これは塗装が紫外線や塩分で分解され、寿命を迎えている証拠です。防水機能が失われ始めているサインと考えてください。
サイディングの継ぎ目(コーキング)にひび割れがある
ゴムのような継ぎ目部分は、外壁の中で最も弱い場所です。ここが切れたり痩せたりしていると、そこから雨水や塩分が直接内部へ侵入してしまいます。
釘の周りが黒ずんでいる、または錆びている
サイディングを留めている釘周辺の変色は要注意です。表面だけでなく、裏側の木材まで水分が回っている可能性があります。
下の方のサイディングが浮いている、反っている
壁の最下部を見てみてください。板が浮き上がっていませんか? これは、吸い込んだ水分が凍結・膨張を繰り返し、板そのものを変形させてしまった末期症状に近いサインです。
いかがでしたか? ひとつでも当てはまる項目があれば、壁の内部ではすでに「塩害×凍害」の進行が始まっているかもしれません。
特に、海岸から数キロ圏内にお住まいの方や、築10年を超えて一度もメンテナンスをしていない場合は、目に見える症状が軽微でも注意が必要です。「まだ大丈夫」という油断が、数年後に外壁の張り替えという大きな出費を招くことになりかねません。手遅れになる前に、現状を正しく把握することが大切です。
■「高耐久塗装」か「金属サイディング」か。函館で選ぶべき最適解
では、傷んでしまった外壁に対して、私たちはどう対処すればよいのでしょうか。大きく分けて選択肢は二つあります。「塗装」で守り直すか、新しい素材で「覆う(または張り替える)」かです。
「できるだけ安く済ませたいから塗装で」と考えるのは自然なことです。しかし、函館の海沿いエリアにおいては、この判断に少し慎重さが求められます。
・塗装メンテナンスが有効なケース
まだ築年数が浅く(10年未満など)、サイディングの基材そのものが元気な場合です。この段階であれば、フッ素や無機塗料といった塩害に強い「高耐久塗料」を塗ることで、再び家を守ることができます。
・金属サイディング(カバー工法)を検討すべきケース
もし、外壁に「ひび割れ」「浮き」「剥がれ(凍害)」が見られるなら、塗装だけでは不十分かもしれません。傷んだ下地の上からペンキを塗っても、内部の崩壊は止まらないからです。
ここで有効なのが、既存の壁の上から軽量な金属サイディングを重ね張りする「カバー工法」です。まるで頑丈な鎧を一枚羽織るようなもので、塩害と凍害のリスクを根本から遮断できます。
どちらが正解かは、今の壁の状態によって変わります。だからこそ、「塗装しかできない」「張り替えしか勧めない」という業者ではなく、両方の選択肢を持ち、あなたの家の状態に合わせて公平に判断してくれるプロを見つけることが重要です。
■函館での施工実績が証明する「長持ちする外壁」の条件
函館で長く安心して暮らせる外壁リフォームを成功させるためには、技術や素材選びと同じくらい、「誰に頼むか」が重要になります。
例えば、函館市に本社を構える株式会社ホーム住工のような、地域密着型の専門店が選ばれているのには理由があります。それは、この街特有の気候や潮風の怖さを肌感覚で知っているからです。
・「売って終わり」ではない、本当のお付き合い
リフォームで一番不安なのは「工事して終わり」にされることではないでしょうか。ホーム住工では、「やって終わりは×」を合言葉に、充実したアフターフォローを徹底しています。工事が終わってからが本当のお付き合い。万が一の不具合にも、地元企業ならではのフットワークで迅速に駆けつけます。
・チーム全員で考える「最適解」
「どんなプランがこの家にベストなのか?」
代表の堀井さんをはじめとするスタッフは、現地調査で撮影した写真をもとに、社内で徹底的に話し合いを行います。
お客様の「不安」や「要望」を丁寧にヒアリングし、ただ商品を売るのではなく、快適な暮らしそのものを提案する。リフォーム事業部の佐藤さんが「この人に頼めば安心、と思っていただける対応を」と語るように、誠実な向き合い方が、多くの函館市民に信頼されている理由です。
商品ラインナップも豊富で、メーカーに縛られず、あなたの予算や希望に合わせた柔軟な提案が可能です。
■外壁の寿命を決めるのは「早めの決断」。まずはプロの目で診断を
ここまで、塩害と凍害のリスク、そしてその対策についてお話ししてきました。
少し怖い話もしてしまいましたが、最後にお伝えしたいのは「早めの対応こそが、最大の節約になる」ということです。
外壁の劣化は、人間でいう「病気」と同じです。初期段階で見つかれば、簡単な治療(塗装)で済み、費用も抑えられます。しかし、放置して重症化(内部腐食)してしまうと、大掛かりな手術(張り替え)が必要になり、コストも跳ね上がります。
「うちはまだ大丈夫かな?」
「そろそろ時期かもしれない」
そう感じた時が、診断のベストタイミングです。
ホーム住工では、お見積もりやご相談は無料です。「契約するかどうかは、診断結果を見てから決めたい」という方も大歓迎です。まずは、あなたの家の外壁が今どんな状態なのか、プロの目でチェックしてもらいませんか?
私たちと一緒に、潮風にも負けない、長く安心して住める家を守っていきましょう。

